荒関式ことばの教室 5歳6ヶ月 きい君(仮名)
<症状>
一言も話せない。
顔の表情がまったくない。
多動。
目があわない。
運動が苦手。
左右の足の小指と薬指が曲がっている。
病院では自閉症と診断されていた。
私のところには、自閉症の疑いをもたれた子が全国からたくさんくる。
しかし、その内の95%は自閉症ではなく
単に育て方の間違いからの発育不全症状であった。
胎内で何らかのアクシデントがあったり
遺伝で本当に自閉症的症状をしている子は5%ぐらい。
きい君のママはとてもがんばり屋。
これは子どもさんがどんな症状であっても1番大切なこと!!
子どもさんをなおすのは療育の先生や病院の先生、言語療法士
そして私ではない。
とにかくママなのである。
しかしそのママが家庭で毎日何をどのようにしたら
子どもが話したり多動がなおり
いわゆる普通の子になっていくのか・・・
この方法を誰もしっかりと教えてくれてこなかった。
不安で胸が張り裂けそうなママの気持ちを
誰も受け止めてくれてこなかった
私はそう感じている。
だから今日も沖縄や北海道から静岡の私のところへ
親子がやって来る。
95%の子は1回の指導で劇的に変わったと電話やメールをもらう。
残りの5%のために今日もがんばった1日が終わる。