荒関式ことばの教室~個別編~

荒関式ことばの教室  3歳9ヶ月 ゆう君(仮名)指導日H25年5月23日

<症状>
一言も話せない。
顔の前で手をヒラヒラさせる。
右手の親指が湾曲している。
対人恐怖症
トイレをいわない、おむつ
目の焦点があいにくい

 
今回は4ヶ月ぶりの2回目です。

前回からの改善点は爪先立ちがなくなったこと。

単語20個から3語文まで言えるようになっていました。

ひらがなまで読めていました!

しかし!常に恐怖心をあらわにしています。

指が上手く動かないのでボールは投げられません。

投げるためには指を開かなければなりませんが脳からの指示が出ません。

左手での色ぬりや、両手でママをマッサージなど親指の訓練を勧めました。

胎内にいたときのママのストレスの影響が大きいと思わされる子です。

ママの気持ちをくみ取りパパに分かってもらい改善していく方法をつたえました。

今日は、沖縄から静岡まで来ていただきました!お疲れ様です。

 

荒関式ことばの教室  5歳7ヶ月 とも君(仮名)指導日H25年5月12日

<症状>
多動
目が合わない。
一言も話せない。
運動が苦手で大きなボールでも投げられない。

 

とも君のママは左右の手の指が2本ずつ曲がっていた。
しかし私はそれには触れずにとも君の指を触ってみた。
同じ指の関節のところがぐりぐりしていた。

遺伝だと思った。
しかしパパの手前それは伏せておこう。
言ったところでママの指はもう変わらない。

しかし、とも君の指はこれから成長していくのだから毎日5分以上マッサージをして刺激を与えてもらおう。

老人は歩けなくなると脳が急激に衰える。
子どもの足の指が曲がっていて力を入れにくい部位があると足首が正常の向きをしなくなっているようだ。
話せない子の足を後ろから見ると正常な状態とは異なる。

話せるようにするのはここにも大きなヒントがあると思う。

1ヶ月前、ママにはとも君に家庭ですべきことをアドバイスして家庭用グッズを渡した。

翌日パパからメールがすぐに来た。

「先生、ありがとうございました。なんと、
家に帰ったらともやがいろいろ話し出したんです。
まだはっきりはしていませんが、確実にしゃべっています。
数もまったく分かっていなかったのに4まで数と物が対応できています!
嬉しすぎてメールで先生にどうしても伝えたくなってしまったんです。」

こうしたこともたまにはある。
平均では2~3ヶ月ぐらいだ。

ことば発達法第3弾は更にパワーアップした方法を
ご提示できればと思っている。

 

荒関式ことばの教室  5歳6ヶ月 きい君(仮名)指導日H25年5月5日

<症状>
一言も話せない。
顔の表情がまったくない。
多動。
目があわない。
運動が苦手。
左右の足の小指と薬指が曲がっている。
病院では自閉症と診断されていた。

 

私のところには、自閉症の疑いをもたれた子が全国からたくさんくる。

しかし、その内の95%は自閉症ではなく
単に育て方の間違いからの発育不全症状であった。

胎内で何らかのアクシデントがあったり
遺伝で本当に自閉症的症状をしている子は5%ぐらい。

きい君のママはとてもがんばり屋。
これは子どもさんがどんな症状であっても1番大切なこと!!
子どもさんをなおすのは療育の先生や病院の先生、言語療法士

そして私ではない。
とにかくママなのである。

しかしそのママが家庭で毎日何をどのようにしたら
子どもが話したり多動がなおり
いわゆる普通の子になっていくのか・・・
この方法を誰もしっかりと教えてくれてこなかった。

不安で胸が張り裂けそうなママの気持ちを
誰も受け止めてくれてこなかった

私はそう感じている。
だから今日も沖縄や北海道から静岡の私のところへ
親子がやって来る。

95%の子は1回の指導で劇的に変わったと電話やメールをもらう。

残りの5%のために今日もがんばった1日が終わる。



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