発達障害の捉え方と改善の仕方
2016/03/15
言葉が出てこないお子様を、私が指導し始めたのは10年前です。
その前までは、主に小児麻痺により体と手足の指に障害が残った小学生のお子様方への学習指導をしていました。
同時に幼児教室や学習塾もしており、500名程の0才から中学3年生の指導もしていました。
手足の指にねじれや反りがあると、書くことは勿論大変です。
また、話もスムーズに出来にくくなっていることが多かったのです。
そして、理解も遅れがちでした。
小児麻痺のお子様方を指導させて頂いた経験は、現在「荒関式ことば発達法」を作成する上で大変役立ちました。
指のマッサージが脳からの指令を出しやすくしたり、
集中力を高めるには呼吸を深くすることが大切だと気づくことができたりしました。
発達障害という呼び名は、ここ10年位の間に知れ渡りました。
障害と名前はついていても、本当に障害につながっていくかは5歳位までの導き方によるのです。
小児麻痺は、出産前や5歳までの間に脳に損傷が起きて麻痺が体や指に残った状態です。
ですが発達障害のように後天的な要因の場合は改善策があり、
それを脳が90%完成すると言われる6歳未満までに1年から2年かけてトレーニングをしていけばほぼ改善されてしまうのです。
つまり、先天的でも後天的でも教育で改善を目指していくのが「荒関式」なのです。