『荒関式ことば発達法』でなおった数々の発達障害症状と導き出された言葉
2007年あるおばあちゃんから1通のメールが、私の運営するMIRAIスクールに届きました。
「私はもう直ぐ6歳になる男の子の孫を持つ者です。
孫は自閉症と診断されています。
何もしゃべれません。
偏食がとてもひどいです。
数字やひらがなも分かりません。
でも私にとっては、とてもかわいい孫です。
孫のことでいろいろ調べている間に荒関先生の直営校MIRAIにたどり着きました。
先生の書かれた文章を読ませていただき、この方ならば孫もなおるのではないか。
そう思ったら、いてもたってもいられずメールをさせて頂いた次第です。
先生、孫を是非1度見てやってください!」
私は、MIRAIという総合学習スクール(知育・学習塾・英会話スクール)を32年前より3校運営してきました。
生徒数は500名ほどです。
そこで、さまざまな生徒さんを指導させていただいてきました。
特に、スタッフが指導できなかった障がいをお持ちの生徒さんと、天才児そしていわゆる不良といわれるお子さんを私は担当してきました。
どのお子さんも私の教師力をとても上げてくれたと思います。
そうした経験から、私はどんな障がいを持っていても教師側が保護者と協力し、あきらめなければ伸びていくことを体感してきました。
特に脳性小児麻痺だったお子さんは、私に脳について研究するよう導いてくれたと思っています。
おばあちゃんから届いた1通のメールから、まずはお会いしてみようと返信メールをしました。
翌週5才7ヶ月のけんちゃんに会いました。
「病院や市からは、自閉症だから養護学校に行くように勧められています。せめてお話ができるようにさせてあげたいのです。」と涙ながらにおばあちゃんはおっしゃいました。
その日は、家庭での状況を詳しくお聞きし、その後30分ほど指導をしてみました。
確かに単語は何1つ出てきません。
さほど動き回る様子がなかったことが救いでした。
普通2歳児位が使うパズルも小指が内側に曲がっていて上手くはめられない状況でした。
ここから月に2回の個別レッスンを始めました。
1回45分でその間5分ずつの集中タイムをけんちゃんに合わせ微妙にレベルアップを重ねながら指導をしました。
まず1ヶ月が過ぎた頃5つほど単語が出てきました。
3ヶ月目には相当ひどかった偏食がなくなってきました。
4ヶ月目には1から30までの数字のマグネットを順番に置けるようになりました。
又、自分の名前の書かれたカードを10枚ぐらいの中から探して持ってこられるようになりました。
その頃からオムツが取れるようになりました。
人間は言葉が出ないと、頭の中で想像することが困難でトイレの自立すらできなくなるものだと感じました。
けんちゃんを筆頭に私はここから来る者拒まずで、頼まれたお子さんを次から次へと指導させて頂きました。
その後月1回ずつ3回の指導で99%のお子さんに言葉を導くことができるようになったのです。
2010年、私はそれまで運営してきたMIRAIを若い教師陣に全て委ねました。
そして、必死で「荒関式ことば発達法」の制作に取り組みました。
こうして出来上がったのが現在皆様にお届けしているものです。
ご購入くださった方々よりお礼のメールやお手紙をたくさん頂きました。
今日までに約1100名の方々がご購入くださりほとんどのお子さんが言葉を導き出されました。
その反面、1%の方々より返品のご要望も頂きました。
その理由は、「荒関先生もおっしゃているように脳が完成する6歳児のわが子にはやはり遅すぎた・・・」といったものや。
毎日子どもと20分も向き合えない。といったものでした。
これらの内容を読んで私は心が張り裂けそうでした。
自閉症状というのは、3ヶ月全力で取り組めばその後はどんどん改善されます。
しかし、中途半端にやっていると親御さんの焦りから怒ってしまいまったく進まなくなってしまいます。
何事も100%を目指すのは難しいです。
残り1%の方々まで何とかできるように、2012年から1年間、自閉症と自閉傾向のお子さん10名とそのご両親20名の計30名でグループレッスンをしました。
こうして更にスキルアップを1年間積んできました。
次のDVDやテキストで100%になれるよう、現在制作に取り組んでいます。
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