荒関式ことばの教室~個別編~
荒関式ことばの教室 3歳5カ月えみちゃん2回目の指導(1回目は2歳11か月)(仮名)
今日は大阪から2回目の指導を受けにえみちゃんがご両親と共に来られました。
1回目の時、市の検診では1歳3か月レベルの発達と言われたそうです。
1歳3か月とは、歩けるがよちよち歩きだったり何かしゃべってはいるがごにょごにょ
していて聞き取れない。といった年齢です。しかし、2歳も後半になっても
こういう状況が続いて発達が止まっているかのように感じたそうです。
えみちゃんの場合は、両親ともに子育てがまったくわかっていない方でした。
パパの特徴は、えみちゃんをお人形のようにしか扱えません。
つまり、触り方抱き方が自分の体から離して宙に浮いているようにえみちゃんを
扱うのです。パパ本人はまったくそれに気がついていません。
ママは前回の時しっかりそこをなおしているので、今回はえみちゃん自体が
とてもおちついていました。0歳からのなにげない抱っこも人間の成長には
とても大切な1つなのです。
2回目の今日の指導は前回とは違い、前半の知能教育30分間をずっと座って指導を受けることができました。
少し運動遊びを入れての後半30分も頑張り通しご両親を驚かせてくれました。
えみちゃんの場合は完全に子育ての仕方の間違いでした。お知り合いから
私のことをお聞きになられ、意を決して訪ねてこられました。
えみちゃんは、6か月前に比べ言葉も2語文で話せるように
なりました。しかし、女児の場合2歳11か月までの子育ての間違いを改善し発達段階を正常に
するにはその2倍つまり5歳後半まで掛かるとお話しました。しかし、小学校までには
ぎりぎり間に合います。ママも、ここを紹介してくださったご友人に本当に感謝していると
おっしゃってくださいました。
0歳から3歳までの子育てを取り戻すのは1日も早い取り組みが必要です。